うつ病は入院で集中的に治療が出来る~環境チェンジ療法~

女性

心の病の治療

病院に入って治療する場合

病院

うつ病の症状が重かったり、自殺の危険性がある場合、自宅で安静加療できない等がある時は入院が検討されることがあります。精神科に入院するのは敷居が高いと感じる人もいます。しかし、入院することで、うつ病になったストレス環境から切り離すことで、集中的に休養できるというメリットがあります。入院直後はひたすら休みます。何もしない事が治療となります。生活リズムが乱れてしまうと気分が不安定になるといわれています。リズムが乱れないように昼寝はしないようにします。朝はきちんと起きて、昼間はゆっくりして、夜はきちんと寝て、食事はきちんと3食とります。このことを数日から数週間続けるとうつ状態が少しずつ改善します。それと同時に少しずつ前向きになったり、やる気が出てくる時があります。そしたら自分のペースで無理しない程度に散歩や作業療法に参加したりします。人によってはカウンセリングを始め、今までの自分を見直したり、今後悪化しないための対応をカウンセラーと一緒に考えていくこともあります。ある程度の活動ができて回復していると先生が判断したら退院の方向に向かいます。自宅に戻ってみて問題が無ければ退院となります。

経済面での支援

入院している間に気にかかることは経済面のことです。うつ病の入院期間は人によって異なりますが、数ヶ月かかるケースも多々あります。このようなケースにさまざまな支援制度が存在しています。過剰労働が原因でうつ病を発症したと認定される場合は、労働保険が適応され、「休業補償」「療養費」「障害年金」といった幅広い内容の保険給付を受け取ることができます。労災認定されなくても雇用保険加入者の場合は、最大で1年6ヶ月「傷受手当金」の給付が受けられます。入院費については所得に応じて一定額を超えた場合、払い戻しが受けられる「高額療養費制度」が利用できます。個室などに入る差額ベッド代は公的医療保険の対象外となってしまいます。しかし、「個室しか空いていない」等病院側の都合で個室に入った場合は差額ベッド代の支払いを拒否することができます。通常、医療費の払い戻しは医療費を病院へ支払ってからとなりますが、入院治療費を支払う前に利用するには「認定書」を発行してもらう必要がります。認定書を発行してもらうと、実際に支払う医療費に上限が設けられ、それ以上、支払う必要がなくなります。